金沢を観光するなら、城下まち金沢周遊バスの「右回り」か「左回り」、どちらを使えば目的地を効率よく巡れるでしょうか。主要スポットの順序や所要時間、運行間隔、混雑時間などを比較しながら、初めて金沢を訪れる方もリピーターの方も満足できるルートの選び方をご紹介します。これを読めば、「どちらが自分に適しているか」がすぐに分かります。
目次
金沢 城下まち金沢周遊バス 右回り 左回り の概要
城下まち金沢周遊バスには、右回りルートと左回りルートの二種類があり、それぞれ金沢駅東口を起点として金沢市内の主要観光地を巡ります。右回りは金沢駅からひがし茶屋街→兼六園・金沢城→21世紀美術館方面を経由し、左回りは近江町市場→尾山神社→にし茶屋街寄りを通って21世紀美術館→兼六園方面に向かいます。運行間隔は右回りが約15分、左回りが約20分となっていて、始発・終発時間も若干異なります。運賃は1回乗車で大人220円、小児110円。1日フリー乗車券もあり、観光中に多数乗る予定ならそちらが経済的です。
運行時間・間隔
右回りルートは始発が朝8時30分、終発が18時00分で、15分ごとに運行されます。左回りルートは始発が朝8時38分で、終発は少し早く17時58分となっており、運行間隔は約20分です。観光のピーク時間帯に合わせて乗車時間を調整することで待ち時間を短縮できます。
停留所・ルートの順序
右回りでは、金沢駅→ひがし茶屋街→兼六園・金沢城→21世紀美術館→香林坊・片町方面→近江町市場→金沢駅と巡ります。左回りは金沢駅→近江町市場→尾山神社→長町武家屋敷跡→にし茶屋街→21世紀美術館→兼六園・金沢城→ひがし茶屋街→金沢駅という順序です。訪れたい順序に応じてどちらを選ぶかが変わってきます。
料金・乗車券・支払方法
1乗車ごとの運賃は大人220円、小学生以下110円です。また、全国共通交通系ICカードが使えるほか、クレジットカードやタッチ決済も可能です。観光予定が詰まっていて複数回乗るなら、1日フリー乗車券(大人800円、小児400円)が便利です。これで乗り放題となり、停留所間の移動を気軽にできます。
右回りルートのメリットと適した使い方

右回りには、訪問先の順序や運行間隔などからくるメリットがいくつかあります。ひがし茶屋街を先に回りたい方や、混雑時間をずらしたい人には特におすすめです。また、主要スポットを幅広く効率よく回りたい時に適しています。
ひがし茶屋街を最初に楽しみたい人におすすめ
右回りでは金沢駅発→ひがし茶屋街を最初の方で巡るため、午前中に人通りが少ない時間帯で茶屋街の風情をゆったり味わえます。写真撮影や朝の散策に最適です。また、建築や伝統文化に興味があるなら、ひがし茶屋街の後、兼六園など混雑しやすい観光地へ向かう順序が動線として効率的です。
兼六園・金沢城・21世紀美術館を中心にした観光ルート
右回りは兼六園・金沢城をひがし茶屋街の後に回り、その後21世紀美術館方面へと進むため、庭園や城郭建築、美術館をまとまって見たい人にピッタリです。特に午後の時間帯や天候を考えて屋内外をバランスよく巡りたい方には、右回りが時間利用の無駄が少なくなります。
混雑を避けやすい時間帯の使い方
右回りの運行間隔が短いため、待ち時間を少なくできます。重要スポットを早めに訪問し、その後ゆっくり食事やショッピングに時間を使いたいという旅程にも向いています。ピーク時間である10時から12時ごろの兼六園近辺の混雑を避けて行動したいなら、ひがし茶屋街→兼六園の早朝スタートが有効です。
左回りルートのメリットとおすすめプラン

左回りルートは、にし茶屋街や尾山神社などを先に回りたい人、また混雑を避けて人の流れが落ち着く順序で観光したい人に適しています。他にも美術館やおしゃれなスポットをゆったり楽しみたい方向けのプランが組みやすいルートです。
にし茶屋街・寺町寺院群を先に回りたい方向け
左回りを選ぶと、金沢駅→近江町市場→尾山神社→長町武家屋敷跡→片町→にし茶屋街という順序になるため、にし茶屋街や寺町の雰囲気をゆったりと味わいたい場合に適します。風情ある路地やお寺巡りを朝早くからスタートさせたいなら、この順番が無理なく動けます。
21世紀美術館・兼六園を午後の訪問に組み込むプラン
左回りでは、21世紀美術館や兼六園・金沢城は中盤から後半にかけて登場します。午前中は屋外の市場や神社を回り、午後に美術館などの屋内施設へと自然にシフトする観光プランを立てたい方に向いています。天気の変動が気になる日の予定にも柔軟に対応できます。
混雑を後半に回したい人に向けた時間配分
混雑が予想される兼六園や茶屋街を訪れる際、観光客が集中する時間帯を避けることが可能です。左回りなら混雑ピークを後ろに回せる可能性があり、朝の時間帯に余裕を持たせたり、昼食をはさんで混雑を緩和させたりするスケジュールを組むのが向いています。
目的別おすすめルート比較
「右回り」「左回り」を選ぶ際、目的地や観光スタイルによってどちらがより効率的かが変わります。訪れたいスポットの組み合わせ、移動時間、混雑回避の工夫などを含めた比較を表にまとめてみます。
| 目的 | 右回りが向いている理由 | 左回りが向いている理由 |
|---|---|---|
| ひがし茶屋街を朝の静かな時間に訪れたい | 金沢駅発→ひがし茶屋街が最初の方なので静かな時間を活かせる | ひがし茶屋街はルート後半なので朝は別のスポットからスタートすることになる |
| にし茶屋街・寺町寺院群を散策したい | 右回りではにし茶屋街までかなり進む必要があり時間を要する | 左回りで近江町市場→尾山神社→長町武家屋敷→にし茶屋街という順番で自然な流れ |
| 美術館や庭園をゆったり見たい | 兼六園・金沢城→21世紀美術館と続くので屋内外の体験を順番にできる | 美術館を訪問する時間を午後に回せ、午前は屋外・市場などで軽めに動きやすい |
| 混雑を避けたい | 右回りは15分間隔なので待ち時間が少なく、人の波をずらせる | 左回りは運行間隔が少し長めだから、ルートを工夫して混雑のピークを後ろにずらせる |
| 時間が限られている日帰り旅行 | 主要な観光地をコンパクトに効率的に回りやすい順番 | お土産や食を楽しむ市場や街歩きを優先したい場合に合う順序 |
初めての金沢観光でのモデルコース例

限られた時間で金沢を効率よく巡りたい人向けに、右回り・左回りのそれぞれでおすすめのモデルコースを時間帯別にご紹介します。観光ペースや興味に合わせてアレンジしてみてください。
右回りモデル:午前型スタイル
8時30分発の右回りに乗車し、まずひがし茶屋街へ。朝の静かな時間帯に伝統的な街並みや格子戸の景観を味わったあと、兼六園・金沢城を巡ります。昼は庭園近くで食事を取って、午後は21世紀美術館や香林坊・片町でショッピングや美術鑑賞。夕方近くに近江町市場で軽くお土産を覗き、金沢駅に戻るスケジュールが効率的です。
左回りモデル:食・文化重視スタイル
朝は近江町市場を訪れて新鮮な海鮮や地物を味わい、そのまま尾山神社を経て長町武家屋敷跡へ。にし茶屋街で茶房でひと休みしてから21世紀美術館へ向かい、午後遅めに兼六園・金沢城を回ってひがし茶屋街で夕景を楽しむルートが落ち着いていておすすめです。
注意点と混雑・効率アップのコツ
どちらのルートを使う場合でも、快適に観光するためには事前の準備と時間の余裕が重要です。特にピークシーズンや休日はバスの混雑が予想され、乗車時間や待ち時間に影響します。ここでは混雑を避ける工夫と利用時の注意点をご紹介します。
ピーク時間帯と混雑する区間
観光客が増える朝10時〜正午、そして午後の兼六園付近が混む時間帯です。右回りなら金沢駅→ひがし茶屋街→兼六園の区間、左回りなら片町から21世紀美術館へ向かう途中が混雑しやすいです。時間帯をずらして早行動・遅めスタートなどを検討しましょう。
1日フリー乗車券の活用
複数回乗車する予定であれば、1日フリー乗車券がコストパフォーマンスに優れています。乗車券を買い忘れないように、駅の案内所やホテルなどで事前に入手しておきましょう。また支払い方法は現金・ICカード・タッチ決済が選択可能なので、持ち物に合わせて準備を。
天候や季節によるプランの調整
雨や暑さ・寒さなど天候が観光の快適さを左右します。屋外の茶屋街や庭園を先にするか後にするか、また屋内施設を中心にするかなど、天候によって順番を入れ替える柔軟性を持っておくと良いです。特に梅雨や秋の紅葉時期、冬の冷え込みが強い日などには服装と歩く時間を短くする工夫を。
比較:右回り・左回り 距離・所要時間・訪問しやすさ
時間効率や歩く距離を考慮に入れると、どちらのルートがより実用的かが見えてきます。下は一般的な所要時間や訪問しやすさを比較したものです。
| 項目 | 右回り | 左回り |
|---|---|---|
| 1周所要時間目安 | 約40分前後。主要観光地をひと通り回れる構成です。 | 同じく約40分程度。歩く区間が発生する箇所がやや異なります。 |
| 待ち時間の目安 | 15分間隔なので待ち時間を抑えやすい。 | 20分間隔で少し余裕を持つ必要あり。 |
| 歩行距離のバランス | ひがし茶屋街などの外れスポットを早めに訪れるため、戻りの歩きが短めになることが多い。 | にし茶屋街から他のスポットへの移動が多く歩くことがある。 |
| 混雑回避のしやすさ | 運行本数が多いため、混雑のピークに左右されにくい。 | ルートがやや長めになる区間が多く、ピークを工夫しないと混雑の影響を受けやすい。 |
おすすめの組み合わせ:左右を使い分ける案
滞在日数が複数あるなら、右回りと左回りを組み合わせて使うことで金沢観光をより深く、効率よく楽しむことができます。以下は使い分けの一例です。
- 初日:右回りでひがし茶屋街と兼六園・金沢城を中心に巡り、金沢の象徴的な景観を押さえる
- 2日目:左回りで市場・街歩き・にし茶屋街・寺町方面など、地元の風情を味わうスポットを中心にする
- 時間に余裕がある日:混雑を避けたい早朝または夕方に右回りを、昼前後に左回りを使うと交互に異なる視点で巡れる
まとめ
城下まち金沢周遊バスの右回り・左回り、どちらを選ぶかは「訪れたいスポット」「混雑を避けたい時間帯」「歩きたい距離」によって変わります。ひがし茶屋街や兼六園を先に回りたいなら右回り、市場やにし茶屋街・寺町方面をゆったり楽しみたいなら左回りが適しています。複数日滞在なら両ルートを組み合わせると金沢をより立体的に味わえます。フリー乗車券の利用や時間に余裕を持つことが、効率よく満足度の高い観光につながります。
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