2024年1月1日に能登半島を襲った強い地震は、金沢市内でも震度5強を記録しました。これを受けて多くの旅行者にとって、金沢観光への影響が気になるところでしょう。しかし、現在は金沢市内の主要な宿泊施設や観光地の多くが通常営業に戻っており、旅行計画にも大きな支障はありません。本記事では、最新の情報にもとづき震災後の金沢市の観光・旅行状況を詳しく解説し、安心して旅を楽しむためのポイントをご紹介します。
目次
金沢旅行・観光に地震の影響はあるの?
能登半島地震(2024年1月1日発生)の揺れは金沢市内でも震度5強を記録しましたが、現在のところ観光現場では大きな混乱は見られていません。石川県観光庁の発表では、金沢市以南の宿泊施設や観光地は概ね通常営業しており、旅行プランに支障はないとされています。
もちろん地震直後には道路やライフラインの状況が気になりましたが、列車やバスなど公共交通機関は平常通り運行しています。金沢市内の水道・電気もほぼ全域で復旧しており、観光客も安心して市内を巡ることができます。
能登半島地震の概要と金沢での揺れ
令和6年正月の1月1日午後4時10分、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.5の大地震(能登半島地震)が発生しました。震源深さは約63kmと比較的深かったため、震動は広い範囲に伝わりました。金沢市では最大震度5強を観測し、市中心部でも建物の揺れや家具の倒壊が報告されました。
発生直後は国や自治体から津波警報や注意報が発表されましたが、金沢市中心部に大きな津波被害はありませんでした。地震発生後も数日間にわたって余震が続き、市民や観光客に不安が広がりましたが、1月中旬以降は余震発生の頻度も減少し、被害の拡大は防がれています。
金沢市内の被害状況
金沢市では震度5強の揺れにより、一部地域で被害が出ました。山沿いの住宅地では土砂崩れが発生し、海に近い地域では液状化現象で地盤にわずかな隆起や陥没が見られました。道路の一部が陥没・亀裂し、断水した地域も数か所発生しました。
ただし市街地中心部を含め大部分は無事で、日常生活に大きな支障は出ていません。公共交通機関は通常通り運行されており、電力・水道・ガスといったライフラインもほぼ全面復旧しました。観光施設では金沢21世紀美術館などが点検後に順次再開しており、街中の主要スポットは営業を再開しています。
観光業・旅行への影響
観光業界にも影響の情報があります。地震直後には「金沢市内のホテルが満室」という報道が流れましたが、これには被災者の避難や復旧工事関係者の宿泊が多く関係しています。実際の観光客向け予約は、1月中旬以降キャンセルが増えながらも減少し、2月からは再び通常の予約状況に戻りつつあります。
金沢市観光協会によると、能登地震によるツアーの大幅な中止はあまり報告されていません。多くの旅行会社や宿泊施設では災害を理由としたキャンセル対応を柔軟に行っており、旅行者の負担軽減に努めています。旅行前に宿泊先のキャンセル規定や変更手続きを確認しておくと安心です。
金沢の観光スポットは地震の影響でどうなっている?

金沢城公園・兼六園の最新状況
金沢城公園は1月20日に一部を再開し、1月23日から通常開園しています。ただし安全確認のため園内一部の通路は閉鎖されており、石川門口から玉泉院丸方面への抜け道は利用できません(黒門口経由での通り抜けは可能)。早朝・夜間の特別開園はしばらく休止されています。
兼六園は1月5日から冬季営業時間(午前8時~午後5時)で開園しています。人気の展望スポット「さざえ山」は土砂崩れの危険があるため立ち入り禁止ですが、それ以外の庭園内は安全に散策できます。また、日本武尊像周辺も同様に立ち入り制限がかけられています。
21世紀美術館や博物館の再開状況
金沢21世紀美術館では、地震でガラス板破損が確認されたため1月2日から有料ゾーンは臨時休館となっていました。2月6日からは屋外展示など無料エリアの観覧を再開し、有料ゾーン(企画展・常設展)も6月22日に再開予定です。現在は全館が開放されており、通常どおり美術鑑賞できます。
その他の美術館・博物館は大きな被害はなく、多くが通常どおり開館しています。兼六園周辺の鈴木大拙館、泉鏡花記念館、安江金箔工芸館なども一般営業中です。一方、石川四高記念文化交流館は改修工事で休館中ですが、こちらは地震の影響ではありません。
飲食店や土産店の営業状況
金沢駅や近江町市場、ひがし茶屋街など市内観光エリアの飲食店・土産物店では、地震による休業はほとんどありません。地震翌朝から通常どおり営業している店舗が大半で、観光客は普段どおり買い物やグルメを楽しめます。
ただし建物の安全確認のため、一部では店頭に注意書きや応急措置が見られる場合があります。地震の影響で一時的に休業していた店舗も早期再開しており、金沢の食文化やおもてなしをそのまま楽しめます。
交通アクセス・宿泊施設への影響

各種交通機関や宿泊施設の運営状況を確認しておきましょう。観光客にとって重要なアクセス情報や宿泊の対応状況は次のとおりです。
公共交通機関・道路の運行状況
金沢市内の路線バス、タクシーは通常どおり運行しています。またJR北陸本線(かがやき・はくたかなど)やIRいしかわ鉄道も運行に影響はなく、金沢駅発着の列車は平常運転です。災害情報が出た場合も、事前に時刻表や運行情報を確認すれば安心です。
道路では、市街地の幹線道路に大規模な通行止めはありません。能登方面の観光道路で被災箇所があるため通行止め区間がありますが、金沢・加賀方面へ向かう北陸自動車道や一般道は概ね通行可能です。出発前に道路交通情報をチェックしましょう。
空港や主要交通の状況
金沢の玄関口である小松空港は通常どおり運航しており、欠航の連絡はありません。羽田・伊丹・札幌・福岡など主要都市との直行便が通常ダイヤで運航しています。空港利用前には公式サイトで最新のフライト情報を確認することをおすすめします。
新幹線を含む鉄道も平常運転中です。南加賀や能登方面からの路線では一部に運休区間が出ましたが、金沢を目的地とする北陸新幹線や在来線は通常通り利用できます。特に新幹線は安全基準が高いため、大きな揺れがあっても運行に大きな影響は出ませんでした。
宿泊施設の運営状況と予約動向
金沢市内のホテル・旅館は全般的に営業しています。地震直後は支援者向けの予約が増えて一部ホテルが満室になりましたが、現在は空室が目立っており観光客の予約は取りやすくなっています。宿泊施設によっては「災害時キャンセル」対応の情報を公式サイトに掲載している場合があります。
予約サイトや旅行会社ではキャンセル無料のプランも用意されています。多くの場合、3日前など期日に間に合えば災害によるキャンセルでも費用を負担せずに変更可能です。出発前には必ず予約先へ連絡し、最新情報を確認した上で旅程を調整しましょう。
旅行者が知っておくべき安全対策
金沢は比較的地震が少ない地域ですが、旅行者にとって安全対策は重要です。ここでは、万一に備えるために旅行中の地震対応や情報収集の方法、旅行保険の活用法などについて解説します。
地震発生時の行動と備え
万が一地震が発生した場合は、慌てず身を守りましょう。室内ではテーブルの下などに隠れて揺れが収まるまで待ち、落下物に注意します。外にいる場合は塀や看板から離れ、ガラス片や倒木に気をつけて身を低くします。また石川県は積雪が多い地域なので、冬季は屋根雪の落下にも注意してください。
宿泊施設では避難経路や非常口を確認しておくと安心です。フロントに地震・防災情報の掲示がないかチェックし、スマホで緊急地震速報アプリを導入しておくと万全です。地図アプリで避難場所を登録するなど、事前に安全ルートや避難場所を把握しておきましょう。
最新情報の入手方法
金沢市や石川県の公式サイトでは、地震・災害に関する最新情報が随時発信されています。金沢市防災ポータルや石川県防災ポータルをチェックし、必要に応じて行政からの情報を入手しましょう。加えて、金沢市観光協会や観光庁の公式SNSでも現地の状況が告知されています。
テレビ・ラジオニュースでも随時最新情報が放送されますし、携帯電話にも緊急地震速報が届きます。外国人旅行者は外務省のたびレジに登録すると安否情報が受け取れるので、出発前に登録しておくと安心です。
キャンセルや保険の確認ポイント
旅行のキャンセル規定や保険についても確認しておきましょう。航空会社や宿泊施設によっては地震発生後のキャンセルを無料で受け付ける対応策があります。特に宿泊施設の多くは災害を理由とした直前キャンセルにも柔軟に対応しています。
また旅行保険に加入していれば、災害や突然の体調不良などで旅程を変更する際に補償が受けられます。余震や交通障害で予定どおり動けない場合も、保険金請求の対象となる場合があります。保険内容は出発前にしっかり確認しておきましょう。
まとめ

金沢市内の観光・旅行は、今回の地震で一時的な混乱があったものの、主要スポットや交通機関は現在ほぼ通常どおり稼働しています。兼六園や金沢城公園、21世紀美術館なども安全確認のうえで再開し、近江町市場やひがし茶屋街の店も通常営業しています。
宿泊施設や飲食店も稼働継続しており、金沢の魅力そのものは変わりません。
旅行者は最新情報をチェックし、地震発生時の対応を念頭に置いておけば安心です。計画変更に備えて旅行保険や宿泊キャンセル規定も出発前に確認し、安全第一で行動しましょう。金沢市や観光協会が発信する情報を参考にしつつ、安心して金沢旅を楽しんでください。
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