金沢市中心部の片町商店街の裏手に広がる「新天地商店街」。古き良き昭和の雰囲気が漂うこのエリアには、多彩な飲食店が約60軒立ち並び、こぢんまりした居酒屋からおしゃれなバー、隠れ家的なスナックまで楽しめます。
さらに近年は若者にも人気が高まり、新たなバーや隠れ家カフェが続々オープンする注目エリアとなっています。「金沢 新天地 おすすめ」で訪れる人が初めに知っておきたい、新天地の魅力とおすすめスポットを紹介します。
地蔵尊の歴史やアクセス方法など、初めての人にもわかりやすく解説しているので、金沢観光の参考にしてください。
目次
金沢新天地おすすめスポット
金沢市内でも特に昭和レトロな雰囲気で知られる片町裏の新天地商店街。
地元の飲食店やバーが軒を連ね、観光客にも人気です。こぢんまりした居酒屋から、おしゃれなバー、古き良きカフェまで、多彩なスポットが揃っています。
ここでは金沢の郷土料理が味わえる飲食店や、雰囲気抜群のバーなど、新天地エリアでぜひ訪れたいおすすめ店舗を紹介します。
居酒屋・小料理屋で金沢の郷土料理を味わう
金沢新天地には、地元の季節食材をふんだんに使った料理店が集まります。山菜や川魚など能登・加賀地方の味覚を生かした料理や、金沢おでんが楽しめる居酒屋など、一軒一軒個性豊かです。
以下は特に人気のお店です。
- 浜焼酒場 侍: 新鮮な牡蠣や貝類を豪快に焼き上げる浜焼きが自慢。海鮮をアツアツで味わえる居酒屋です。
- おばんざい 蕎麦 新天地ポルシェ: 手作りのおばんざいや打ちたて蕎麦が楽しめるお店。日本酒・ワインも充実しています。
- 居酒屋 赤城: 山菜や川魚など金沢の山里の食材を使った創作料理が人気。アットホームな雰囲気で親しみやすい小料理屋です。
どのお店も地元食材や伝統的な料理を大切にしており、金沢らしい味覚を堪能できます。少人数でも気軽に入れるお店が多いので、一人旅やグループでの食事にもおすすめです。
おしゃれなバー・パブで夜を楽しむ
新天地は夜になるとおしゃれなバーが輝くエリアに変わります。落ち着いた音楽が流れるカウンターバーや、独創的なカクテルが楽しめるバーなど、幅広いジャンルのお店が点在しています。
一人でも仲間とでも、夜遅くまでゆったりとお酒を楽しめるのが魅力です。
- NWO(New World Order): カジュアルな雰囲気のバー。ワインやカクテル、軽食も充実しており、気軽に立ち寄れます。
- ヒネモス (HINEMOS): イタリアンをベースにした創作料理とこだわりのワイン・日本酒を提供するバー。カウンター席もあり、一人でもくつろげます。
- チェコ料理 ドゥブ: ドリンクはもちろん、自家製ソーセージやビールに合うおつまみが楽しめるお店。チェコの雰囲気を味わいながら本格料理がいただけます。
個性的な店が多いので、バーめぐりをしながらお気に入りの一軒を探すのも楽しいでしょう。
夜遅くまで営業しているお店が多い一方、大音量の音楽や派手な客引きは少ないため、リラックスして過ごせます。
昭和レトロなカフェやスナック
新天地の路地裏には、昔ながらの喫茶店やスナックも点在しています。昼間は静かで落ち着いた雰囲気の中、コーヒーや軽食を楽しむことができます。
板張りの床に昭和レトロな看板が並ぶ店内は、ノスタルジックな時間が流れています。仕事帰りのサラリーマンから旅行者まで、幅広い客層がひっそりと語り合う空間です。
また、スナックやカラオケバーなどレトロな店舗もあり、夜は地元客で賑わいます。昭和の雰囲気を感じたい場合は、昔ながらの店舗を巡ってみると、新天地のもう一つの顔を発見できるでしょう。
金沢新天地の歴史と特徴

金沢新天地商店街は、昭和25年(1950年)に発足し、数年後に「新天地」という名称が定着した歴史ある飲食街です。片町スクランブル交差点から一本裏手に入った路地に広がり、戦後の混乱期を経て生まれた街並みには昭和の気配が色濃く残っています。
現在でも、お地蔵様の祠が通りの中央に鎮座しており、歴史と伝統を感じさせます。
一時期は約65軒の店舗で賑わっていましたが、今は飲食店やバーなど約60軒に落ち着いています。細い路地にぎゅっと店舗が密集しており、そのレトロでディープな雰囲気は当時から大きく変わっていません。昭和の看板や装飾が街並みに溶け込み、どこか懐かしさを感じさせるのが新天地の特徴の一つです。
新天地商店街の誕生と由来
新天地商店街の起源は、戦後まもなくの昭和25年(1950年)に片町で発足した商店組合にあります。当初は料亭や寿司店、小料理屋を中心に約26軒の店舗から始まりましたが、その後徐々に店舗数を増やし、街自体が整備されていきました。
「新天地」という名前は昭和27年(1952年)頃から使われはじめ、文字通り戦後の新しい時代を切り拓く「新しい世界」を目指すという願いが込められています。
- 昭和25年(1950年): 料亭や小料理屋など約26軒で商店組合が発足。
- 昭和27年(1952年): 「新天地」という名称が定着。
- 昭和38年(1963年): 現在のような飲食店街としての基盤が整う。
- 現在: 約60軒の飲食店が集まり、片町繁華街の一角を担っています。
商店街を見守るお地蔵様の歴史
新天地通りのほぼ中央には、約840年前(平安時代)から祀られている小さな地蔵尊があります。商店街ができる前から地域を見守り続けており、地元の人たちは今でも商売繁盛や安全祈願にこの地蔵尊に手を合わせます。このお地蔵様は商店街のシンボルでもあり、新天地の歴史を語る重要な存在です。
レトロな雰囲気と現在の姿
現代の新天地は、昭和レトロな雰囲気を残しつつも若者に人気のハイセンスな店も増えました。細い路地に看板やネオンサインがひしめき、夜になると独特の幻想的な世界が広がります。江戸時代からつづく歴史的な地蔵尊が商店街を守り、現代アートの壁画が加わるなど、古いものと新しいものが融合した独特の魅力があります。
通りは比較的コンパクトなので、端から端まで歩いても数分程度です。昔からの常連客が集う店も多く、観光客も入りやすいカジュアルなお店からディープな店まで揃っています。金沢らしい温かみとやわらかな人情味は、新天地を訪れた誰にとっても印象深いものとなるでしょう。
金沢新天地へのアクセスと周辺案内

金沢新天地商店街は金沢市中心部の片町エリアにあります。金沢駅や観光地からアクセスしやすい立地で、片町スクランブル交差点から路地を入った場所です。以下では金沢駅からの行き方や近隣の駐車場情報、周辺観光案内を解説します。
公共交通でのアクセス
■ 公共交通でのアクセス
金沢駅から新天地へはバスが便利です。金沢駅東口から「片町・香林坊」行きのバスに乗り、「片町(片町きらら前)」停留所で下車。所要時間はおよそ10分、料金は大人100〜200円です。バスは日中・夕方は5〜15分間隔で運行しており、頻繁に利用できます。
また、金沢駅からは「まちなか周遊バス」も運行されています。右回りルートまたは左回りルートともに片町エリアを経由するのでこちらも便利です。タクシーを利用する場合、金沢駅から約5分で到着します。
車でのアクセスと駐車場
■ 車でのアクセスと駐車場
車で新天地商店街に行く場合、商店街専用の駐車場はありません。近くのコインパーキングや有料駐車場を利用します。片町周辺には「タイムズ金沢片町商店街」など24時間利用可能な駐車場が複数あり、相場は1時間100円程度で24時間最大料金が500~1000円前後です。
片町エリアにはその他にも多数のコインパーキングが点在しており、平日は比較的停めやすいです。週末や夜間は混雑しやすいため、早めに到着するか近隣施設駐車場の予約を利用するのが安心です。
周辺の主要観光スポット
■ 周辺の主要観光スポット
新天地商店街の周辺には、金沢を代表する観光スポットが集まっています。片町スクランブル交差点付近には大型商業施設「片町きらら」や繁華街があり、新天地からは徒歩すぐです。少し足を伸ばせば金沢21世紀美術館(徒歩約10分)、兼六園や金沢城公園(バスで15分程度)の名所もあります。
また、近江町市場や香林坊、武家屋敷跡も比較的近い立地。新天地を拠点にすれば、市内有数の観光地を巡るのにも便利です。新天地と合わせて片町や香林坊エリアも散策することで、金沢の街歩きをより充実させられます。
金沢新天地の楽しみ方
狭いエリアながら多彩な表情を見せる新天地商店街。夜だけではなく昼も楽しみがあります。以下に、一般的な過ごし方やモデルコースの例を紹介します。
夜のおすすめモデルコース
はじめて新天地を訪れる場合は、以下のような飲み歩きプランがおすすめです。
- 【18:00】 新天地に到着。まずは地元の郷土料理が味わえる居酒屋(たとえば居酒屋赤城など)で夕食を楽しみます。
- 【20:00】 訪れたい店のバーに移動し、おしゃれなカクテルや地酒で乾杯。NWOやヒネモスなど個性派バーがおすすめです。
- 【22:00】 小腹がすいたら、金沢おでんやおつまみで軽く腹ごしらえ。
- 【23:00】 音楽が流れるカラオケバーやスナックで二次会。地元の常連客と交流しながら夜を満喫できます。
このコースは一例です。営業終了時間は店によるので、好みのタイミングで店をはしごしながら、マイペースに楽しんでください。
昼間の散策と隠れ家カフェ
日中の新天地は静かで落ち着いた雰囲気です。路地を歩けば昭和レトロな看板やネオンサインが並び、インスタ映えする風景も多く見つかります。
ランチタイムに近江町市場で海鮮丼を食べたあと、新天地の小さな喫茶店でコーヒーを飲むような過ごし方もおすすめです。木製の家具が並ぶ昔ながらの喫茶店では、ゆったりとしたカフェタイムを楽しめます。
休日の昼間に訪れれば、観光客や地元客のいない静かな新天地を満喫できます。お店は基本的に夜営業が中心ですが、日中から開いている店もあるので、散策の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
地元流の楽しみ方・イベント情報
新天地は地元民に愛される場所でもあります。常連客は、気に入った小さな居酒屋やバーに繰り返し通い、店主や常連客と会話を楽しむのが新天地流のおもてなし。金沢ならではの人情味溢れる交流が味わえます。
また、毎年夏には「新天地夏まつり」が開催されます。飲食店が出店する屋台やステージイベントで街が一日中賑わい、昼夜問わず盛り上がりを見せます。祭りシーズンは特に活気が増すので、時期を合わせて訪れてみるのも良いでしょう。
まとめ

金沢新天地商店街は、片町繁華街の裏手にあるノスタルジックな飲食街です。昭和の趣が残る路地には、地元食材を使った料理店や個性的なバーが密集し、ディープでありながらあたたかな雰囲気にあふれています。アクセスも良好で、片町・香林坊の観光スポットと組み合わせて訪れやすいのも魅力と言えます。
ここで紹介したスポットやモデルコースを参考に、金沢観光の最後に新天地でゆったりとした夜を過ごしてみてください。昭和レトロとモダンが融合したこの街で、思い出に残るひとときを。
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